にくがとうは人形町に本店があり、都内では田町三田店、青森と愛知にも出店している焼肉屋さんです。店名のにくがとうは、おにくありがとう、からの造語だそうで、お肉への愛が感じられます。人形町本店はなかなか予約のとれない人気店で、前回は2週間前に予約して入れましたが、当日連絡で入れたことがありませんでした。
赤身焼肉にくがとう
今回六本木ヒルズの大規模リニューアルのうちのひとつとしてプレミアムダイニングフロアを誕生させることになり、にくがとうも数ある人気店とともに出店しました。2018年9月13日オープンで、たまたま当日通りかかったところ予約なしで入ることができましたが、ほとんどのお客さんが予約のようで、今後は予約必須となりそうです。会員制の隠れ部屋があるようですが、入り口カウンターに座っただけでは店内奥の様子はわかりませんでした。
お料理
飲めるドレッシングのサラダ
このサラダは六本木ヒルズ店限定だそうで、飲めるドレッシングという珍しいネーミングと店員さんのおすすめもあり注文してみました。レタス、きゅうり、ブロッコリー、トマトなどの一般的なサラダ野菜に加え、ボイルしたにんじんや枝豆などのサラダには珍しい野菜も入っていて、様々な食感を味わえます。飲めるドレッシングといわれているドレッシングは、すりおろしたたまねぎやにんにくがベースだと思われる、パンチが効きながらもさっぱりとした酸味のあるものでした。とても大きいお皿にたっぷり野菜がのっているので、4人くらいまでは一皿で十分そうです。
上タン塩
タン塩は3種類ありますが、上タン塩を注文してみました。薄く切られた赤身のタンですが、焼き過ぎないように両面をさっと色が変わる程度に焼くと、やわらかくもサクッと嚙み切れ、適度に脂もありました。赤身の肉感とちょうどいい脂の入り具合が抜群です。
マッシュルームのシャリアピンステーキ
肉厚でとても大きいマッシュルームのステーキです。石づきをくりぬいてあり、そのまま焼いて塩をつけて食べます。傘の部分は裏返して網に乗せ、そのまま置いてしばらくすると、写真のように水分が出てきます。この水分が茶色い部分まであふれてくるころに網からあげて、まずはこの水分を飲むようにいただきます。きのこのうまみがぎっしりと詰まっていて、だし汁や昆布茶のような感じでした。その後ぷりぷりのマッシュルーム本体とさっくりとした石づきは塩を少しつけていただきました。
イチボの一枚焼きすき焼き風
イチボはすき焼き風に甘辛の味付けがしてあり、一枚づつ店員さんが焼いてくれます。ちょうどよい焼き加減なのでイチボならではの脂の甘みとやわらかさがあり、本当にすき焼きのような味わいで贅沢な気分でした。薄いお肉なので焼いてもらえるというのがとてもいいと思いました。にくがとう本店でも人気メニューで、必ず頼みたいメニューの1つです。
和牛赤身ロック
和牛赤身ロックは、名前の通り岩のように厚切りで積まれて出てきました。1枚目は店員さんが焼いてくれ、先に網に乗せて温めていたガーリックバターのたれに浸しながらじっくりと焼いていました。赤身のうまみがありながら適度な脂の甘さもあり、とてもやわらかいお肉でした。
一口量のごはんにガーリックバターのたれとお肉をのせて卵をかけると、卵かけご飯のようにいただけるので、ロック飯といわれるご飯と卵のセットをお願いするのがおすすめです。
焼きユッケ
焼きユッケはやわらかくてとろとろに近いお肉を網にそっと乗せて焼いていきます。トングで挟めないくらいやわらかいので、とても難易度が高く焼き加減の見極めが難しかったです。コツはすべらせるように網にのせることと、のせたらしばらく触らず色が少し変わってからそっと触ることのようです。ハンバーグのようにころころと転がせるくらいまで焼けたら、味はしっかりとついているので、そのままいただきます。塩味であっさりと味付けされているので、脂っこさは感じず、焼くときの苦労も忘れてパクッと食べてしまいました。
まとめ
にくがとう六本木ヒルズ店は、人形町本店と比べ高級感のある店内となっていて、お酒をより楽しめるようにソムリエの方がいらっしゃいました。高級感はありますが、メニューや価格は人形町と同じなので安心感もあります。
カジュアルな雰囲気なら人形町本店、高級感なら六本木ヒルズ店という感じでした。今後人気が出て混雑しそうなので、早めの予約が必要そうです。